サモン
□飾らない百合の花
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目をつぶると、必ず浮かぶ彼の顔。それがフェアの胸を苦しくさせる。
「フェアさん?どうしたの?さっきから眉間に皺が寄ってる…」
ルシアンが近寄って来てそんな事を言うから、フェアは苦笑いを浮かべる。
「ううん、何でも無い!」
そう、フェアの今の悩みの種はルシアンなのだ。
(ほんとどうかしてるなぁ、わたし…)
分からなくなっていたんだ。
堕竜、ギアンとの対戦の後、いつも自分を守ってくれていた彼の事が。
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