マイメロ
□マイメロのいちにち
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ある日マイメロは言いました。
「どうしてクロミちゃんはあんなにめっな事するのかしら」
フラットくんは言います。
「あいつら悪い奴らだからに決まってんだろ!」
マイメロは首を傾げながら、
「クロミちゃんはとってもいい子よ」
と言いました。
「だってマイメロにらっきょくれるし、いっつもマイメロの事ノートに書いてくれるし、何よりマイメロのおともだちだもの」
マイメロはとっても笑顔で言うので、フラットくんは顔をしかめてしまいます。
「マイメロ、それ、違うから…」
「違くなんかないよ。クロミちゃんはマイメロの大親ゆ…」
そこに…
「だァーれがお前なんかの大親友だコラァ!」
バクくんに乗ってクロミちゃんがやって来ます。
「クロミちゃん!」
「マイメロ、おはようゾナ!」
「おはよ、バクくん。この間はお肉ありがとうー。歌ちゃんとすきやきにして食べたんだよ」
「それはよかったゾナー」
二人でほわほわと会話をしているとクロミちゃんは、
「なァにご近所付き合いしてんだよッ!」
と怒ってしまいました。
「クロミちゃん怒っちゃダメよ。怒りそうになったらカルシウムがいいってマリーランドのおばあちゃんが言ってたわ」
「うっさいんだよ!大体、イライラしてからカルシウム摂ったって意味ねーっつの!」
「はいクロミちやん、牛乳!」
「い・ら・な・いってーの!」
「マリーランドのママが…」
「人の話を聞けっ!」
とうとうクロミちゃんはぷちんとキレてしまい、マイメロちゃんを蹴り飛ばしてしまいました。
「やーん」
マイメロ達の騒がしい一日は、まだまだ始まったばかりです。