ー予言書ー

□†永遠の刹那†
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俺達は誓い合った…

俺は一生「罪」という、仮面をかぶり、ルルーシュは「悪」という仮面をかぶる、そして俺が殺した…

しかし、決して俺は忘れない…

この平和の時(とき)を作った
ルルーシュを…

ルルーシュは、俺の心の中に永遠に生き続けている…








いつからだろう、
俺達がすれ違ったのは…

エリア11ー。

日本がブリタニア帝国により
占拠され、俺達の幸せが奪われた。

ルルーシュと俺は、幼いながらも誓い合った。

必ず、日本を取り戻すとー。




しかし、とんでもない瞬間に、何年ぶりかの再会を果たした。

俺はブリタニアの軍人として、ルルーシュはその時は学生だったが、後にゼロとなる。


俺は、父を殺してしまった自分自身が許せず、迷っていた。

人殺しの罪は一生消えない。

しかし、何かせずにはいられなかった。

軍人になり、内部からブリタニアを変えようと決意した。


だから、ルルーシュと再会した時は嬉しかった。

元気そうなルルーシュを見て、ほっとしたんだ。
しかし、ルルーシュには理解してもらえなかった。



あの瞬間がもし、違った形だったら、未来は変わっていただろうか


俺達はお互い、すれ違ったまま再会を果たしたが、幼いあの頃に誓い合った絆は、変わっていなかった。

ルルーシュは呆れながらも
「俺らしい」と、受け入れてくれた。







そして、ルルーシュは『ゼロ』として、俺は『ナイトオブイレブン』として戦った。



戦いを経て、ルルーシュには
『ゼロ』をかけられたが、俺は後悔しない。



“生きて罪を償う…”

それが、ルルーシュとの最後の誓いだったから…





ルルーシュは、ブリタニア皇帝を倒し、皇帝となった。

俺は騎士となり、残された時間のほんの僅かでも、ルルーシュの気を休める場所を作ってあげたかった。

しかし、騎士を務めながらも、
刻一刻と
あの日が近づいて行く。

あの方法しかないと、理解出来ても、そのためにしか動けない自分が歯がゆかった。



「行くぞ、スザク。
世界を征服しにー」

そう言った、ルルーシュは笑っていたー




あの別れが運命だったとしても、俺は信じている。

再び会えることを…

伝えきれなかった全ての思いを胸に、切なさがこみあげる。


“ルルーシュ…”


ルルーシュ、俺は今でも君の影を追いかけているよ。

何も手がつかなくて、ひたすら君を待ち続けている俺がいるんだ…

全てを背負い、乗り越えて、それでも尚、俺達の為にって…

自分を犠牲にして…

消えることのない君の笑顔、君自身。

“見ているかい、ルルーシュ?”

君が残してくれた平和は、今も続いているよ。





鳴り止まない鼓動ー

ルルーシュ、君は俺の心の中で生き続けているんだね。

俺は、誓い合ったあの時を決して忘れない。


“ルルーシュ、好きだよ”


俺は、今でも思う…

君がいなくちゃ、
意味がないよ。

もっと、いっぱい伝えたかったのにー

この思いは、永遠に消えることはない。



そう、君と誓ったこの愛は…






《終わり》
次ページからは、メッセージになります。
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