定点観測


◆正に余計な腹立ち 

他人の恋など知った事ではないと言いたいのだが腹が立ってどうにもならないという事もある。実はそこに恋があるかどうかすら知らないが、長年二人組でバンドをしているという事だけでも腹が立ってくる。

最近非常に気に入ったニュージーランドのユニットがあるのだが、一番好きな曲をデュエットしているJ君は別のバンドを持っている。そのバンドは女の子と二人で始めたらしい。知らなかったが結構アメリカ等でも知られ、日本でもアルバムがリリースされていたりするようだ。ただ、これはいちいち言うまでもなく私の個人的偏見にすぎないのだが、そして大変失礼とは承知の上敢えて言わずにはいられないのだが(かようにくどくど言い訳するのは余程やましい所があるからだろう…)、このバンドはヘドが出るほど退屈極まりない。

好きでは無い曲は好きな曲よりはるかに多いわけだからいちいち腹をたてたりしないものだ。嫌なら聴かなければ良いだけなのだから。しかし、このバンドの曲の凡庸さ女の子のボーカルのいやらしさ(ファンの人本当にすみません)がこんなにも許せないのは、私がJ君の声が大変好きで、したがってJ君のバンドの曲となると聴かざるをえないからである。そして聴くたびに腹が立つにもかかわらず、あれでもましになっているかもしれないと期待してまたガッカリするからである。なぜこんなにも自分の魅力を台無しにする曲ばかり唄うのか!!と勿体無さで涙が出るのである。

このバンド、ナンシーシナトラとリーさん(これは素晴らしい)のイメージなのだろうか。だが全然違う。甘だるいしつこい女ボーカルを聴いていると、本当にファンには悪いが性格も嫌いな気すらしてくる。会った事もないのに。どこぞの中学校の英語の先生のような気がしてくる。ドロドロした情念を感じる。

何とかして一日も早く解散して、とは言わないが折角のJ君の美声、近ごろ珍しい低く深い美声が活かされる事を祈る。天はなかなか二物を与えないものだ。

2012/06/06(Wed) 13:53

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