猫記

猫の家系、その辺の猫、忘れがたい猫、その他
◆no title 


信長さんちから大音量で流れるラジオの歌劇何とかの壮大な演奏を背にまどろむ「豆」。わが長屋の王子である。

2012/04/16(Mon) 14:37  コメント(0)

◆猫の世 

うちには只今10匹猫がいるが、それらを見ていると「猫がだんだん小粒になってきた」と思う。
近所にも大きな野良猫がいないような気がする。15年くらい前に引っ越して来た時、借家には既に大きなトラネコが住んでいた。山田(猫の名前)の知り合いの猫がやって来ると玄関先で「アーリャリャ、オーリョロロ」という不思議で不気味な言い争いが延々続き、最後は畑の中で決戦となる。
そういう客猫の中でも黒くて大きな野良猫がいて、我々は「よその黒」と呼んでいた。うちに黒猫のクロがいたからだ。また、裏の家の軒下に住む長髪(長毛)の大きな白猫で、パーッと派手でファーッと怒るので「パーちゃん」とか「ファーちゃん」とか呼ばれる猫もよく来た。
クロの姉妹のシマ猫のシマちゃんは、しましまで長毛気味の子猫二匹と黒い子猫二匹を産んだ。黒猫の一匹は女の子だがあとは男の子で、どんどんどんどん大きくなった。多分よそのクロとパーちゃんの子供だろうが、彼らに似て骨格も立派な大きな猫に育った。女の子も雌にしては大きい猫だった。母親のシマちゃんやクロもがっしりして立派な貫禄の持ち主だった。
やがて、山田もシマちゃんも黒猫の女の子もそれぞれふらりと出て行ったきり帰らず、よそのクロとパーちゃんも見えなくなった。シマちゃんの息子、お人好しの巨大黒猫ペエちゃんも早く死に、長老格のクロも死んだ。
天涯孤独らしい、灰色猫ユウクンは胴の短い脚の長い何だか変なバランスのがっしりした猫だった。ラスプーチンみたいな、いろいろ考えていそうな猫だったが、意外なくらい早く死んだ。
今はシマちゃんの双子の縞猫が大きいだけであとは何となく小粒な感じ。


考えてみれば、彼ら大きな猫達はかつて、自由に外を歩いていた。いろいろ厳しくなって中に閉じ込めたから出ていく者は出ていき、残った者は早死にしてしまったのだ。
どんどん小粒になる猫達は、家の中で生まれ、戸を開けても飛んで出て行ったりはしないのである。

2010/09/03(Fri) 23:36  コメント(0)

◆爪を出している 


ぴーちゃん。私が近寄る、または声が聞こえるだけでビクッとする臆病ものだが捕まえるとなぜか必死に甘える。今至近距離にいるが目を反らしあらぬ方を見ながら、しっかり爪を出している…

2010/05/31(Mon) 15:38  コメント(0)

◆嗚呼、瑠璃坊 

瑠璃坊がどんどん禿げている。もともとは黒猫なんだが、禿げたので葦毛みたいだ。
とうとう家人が病院に連れていった。帰ってきて言うには「ストレスかホルモン」。
別に最近新しく猫が入って来たり、環境が変わったわけではない。やはり、去勢のためにホルモンバランスが崩れたのだろうか。
たしかに、三歳にもなるというのにやけに可愛い声で鳴く。まるで一日中母を求める子猫のようだ。だから我々も「ルリ坊、ルリ坊」と可愛いがり、夜も腕枕だったのだが…
猫だけに、やはり猫の方が良いようだ。別の猫の母親である黒猫の方を哀しげに見つめてミイ!ミイ!と叫んでいる。そして無情にも「やかましい!」とばかりに叩かれるのであった。

2010/04/19(Mon) 19:31  コメント(0)

◆狛猫… 


ぴーとぽー。台所の八幡神社のお札の横で何となくシンメトリー。最近ぴーがますます太ったのでお尻の大きさが大分違うが前からみるとわからない。下から吹き上げる鰹出しの蒸気にぽーの鼻が伸びる伸びる。

2010/02/14(Sun) 23:18  コメント(0)

◆庭の親子 


実家の雪が先週の雨でずいぶん溶け、裏庭の地面が見えるくらいになっていた。それも束の間、また週末に雪が降り、センリョウの葉も白くなった。池の上の祠に向かって柏手を打つと、猫の親子が床下から出てきて餌を待っている。今年は床下には狸まで住み着いていて、猫達が食べおわったら 残りを茶碗ごと床下に持って行ってしまう。茶碗が幾つあっても足りん、と母が憤慨していた。狸は意外と鋭い顔をしているが体型は丸々している。

2010/01/24(Sun) 22:43  コメント(0)

◆蒲団のなか 


ぎゅうぎゅう詰めである。この後ろにもう二匹いる。次々入って来て私の腹辺りにドスッととぐろを巻き、フン、と鼻を鳴らして偉そうに寝る。時々お互いに(結構暴力的に)なめあっている。高じるとボカスカ殴り合いになる。とても迷惑。

2010/01/17(Sun) 01:51  コメント(0)

◆湯タンポと空ちゃん 


空ちゃんは額のなすびのへたみたいな模様以外は真っ白だ。赤い湯タンポ袋が良く似合う。実はいつも結構ピリピリイライラしていて、気に入らない猫を執拗にいじめたりする。しかし蒲団に入って来て腕に顎をのせてゴロゴロいう時は大変かわいいのである。いじめっこは実は愛される…人間にもいるな、そういうの。

2009/12/28(Mon) 01:29  コメント(0)

◆猫の頭 


猫の頭も短く丸いのと、細長いのがあるんだな、と今更感心する。丸いのは海ちゃん、捨て猫だったから父母不明。くしゃっとした顔で良く言えばペルシャ猫ふう。細長いのはぽーちゃん。母はシャム猫と何かの混血で、わけのわからない模様だった。父は長毛の大きな白猫。うちはぽーちゃんの血縁以外は捨て猫だ。彼らはだいたい丸い頭。しかし、ぽーちゃんの従姉妹は丸い頭だからややこしい。ぽーちゃんの顔は撫でれば撫でるほど細長くなって終いにはプロントザウルスみたいになる。

2009/12/09(Wed) 22:04  コメント(0)

◆スモック 


冬に向かって、猫は一回り大きく福々しくなるが、首に「スモック」のようなたてじわが入る。白い海ちゃんが良い具合に「スモック」状態で目を閉じていた。毛が白いと、たてじわが良く判るのでカシャカシャ音を立てて撮っては「変な顔じゃ」と笑って撮り直していたら、やはり怒ってこんなになってしまった。
失礼しました。

2009/10/27(Tue) 12:38  コメント(0)

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