□UNREQUITED LOVEB
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〜告げられた真実〜
『好き…。』
胸の中で押し込めてた想い。
「はぁ…。言っちゃった。」
―昨日ずっと…出逢ったあの日から想ってた気持ちを冬獅郎に告げてしまった。
あの後冬獅郎は黙ったまま俺を見ていた。
俺は我に返り慌てて
「な・なぁーんてね!冗談だよ、冗談。」
俺は笑ってごまかした。
「エミル…おまっ「じゃ‥じゃあ俺行くね!この後写真部のヘルプでモデルしなきゃいけないから。」
何かを言いかけた冬獅郎を振り切ってその場を後にした。
「ごまかせたかなぁ‥あれで…。」
出来るだけ教室まで顔を合わせない様にしてきたケド無理だ。寮の部屋も一緒だしクラスも一緒。嫌でも顔合わせるし。
「あぁもぅどうしよう…。」
そう言って俺は深い溜め息をついた。
その時…。