□UNREQUITED LOVEA
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〜想い〜
生物学上俺は『男』だ。冬獅郎も『男』。
『男』が『男』を好きになるなんて…。
異常?変態??
この気持ちが本人にバレたらきっとそう思われるんだろうな…。
―ただ好きなだけなのに…。
キーンコーンカーンコーン
「じゃあ今日はここまで。あっ、黒羽!!」
「はい?」
授業が終わると同時に先生に呼び止められた。
「皇の奴に罰として特別課題出すから取りに来いって伝えておいてくれないか?」
「あっ、わかりました。」
先生がお怒りなのはごもっとも…。
冬獅郎はさっきの授業に出ていなかったからだ。
ただのサボり。いつもの事。
サボってる時は大体女絡み…。