□UNREQUITED LOVE
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～序章～
俺はあの日恋をした。
あの日あの時恋をした。
俺は黒羽学園 高等部 2年 黒羽 エミル。フランス人の母と日本人の父を持つハーフだ。
ちなみに黒羽学園は父が経営する超一流大金持ちが通う名門校だ。
「キャーッ////」
「エミルくーん!!」
「皇くーん!!」
「こっち向いて、北桜くーん!!」
毎朝の事ながら何か恥ずかしい…。
全寮制のこの学園。毎朝夕には寮から校門まで同校の女子や他校の女子で花道が出来ている。
特に俺、黒羽 エミルと俺の親友、皇 冬獅郎、北桜 蒼紫は校内でも群を抜いて人気だった。
冬獅郎や蒼紫は男の俺から見てもめちゃ②かっこいい。
でも、俺はどっちかというと身長も小さめだし、筋肉あんまないし、女顔だし…。男らしさってもんが微塵もない気がする〈涙〉
