蜜色の君

□大切な人。
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今日の任務は休み。

暇になった俺は忍具屋にでも行こうと家を出た。

しばらく歩いてると後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。

「サスケ君!どこ行くの?」


同じチームのサクラだった。

正直俺はサクラが苦手だ。


くねくねしながら話したりすぐくっついたり。

正直訳がわかんねえ。

「忍具屋だ。」

素っ気なく答えるとサクラは更にくっついてきた。

「私も忍具欲しかったのよ…サスケ君、一緒に行って良い?」

ダメだって言ってもどうせ着いてくるだろう。

断るのもめんどくさくなった俺は何も言わず歩き出した。

「あ〜んサスケ君待ってよ〜ι」


パタパタと歩いて来る音にため息をつきながら俺は忍具屋へ向かった。


「親父、そこのクナイをくれ。」


忍具屋に着いた俺はしばらく品定めをして、ショーケースに飾ってあったクナイを指差した。

「お!坊っちゃん良い目してんね〜!」

親父は嬉しそうにクナイを取り出し俺に渡した。


「これは一級品だからちょっと値が張るよ?平気かい?」

「何両だ?」

「うーん…500両だな。」

値が張ると言っても少し高いだけだった。俺は金を渡すと店内にいるサクラの元へ行った。
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