Novel
□**JOKER
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「ヒバリさん、トランプやりませんか?」
そんな一言から全ては始まった。
「‥はぁ、僕は君程暇じゃない…」
机に詰まれた書類の山が見えないのかと問いたいがそんな気も失せかりかりとペンを走らせる。
「もしかして、ヒバリさん負けるのが怖いんですか?」
ピキッと持っていたペンにひびが入る。
「僕が負けるわけないでしょ?」
「じゃあやりましょう?あ、でもただやるだけじゃつまんないんで勝ったら相手のいうことなんでも聞くってのはどうですか?」
ニヤリと口元歪める綱吉にしまったと思いつつ引き下がることの出来ない雲雀。
――――
「やったー!勝ちましたよ?ヒバリさん」
「…」
結果は見事に雲雀の惨敗。綱吉は直感をフル稼働して軽々勝利。
(まさか僕が負けるなんてありえない‥)
敗北に打ちひしがれていると隣へと綱吉がやってきた。
「何でもでしたよね?」
にこっと笑って僕に言う
『キ ス し て く だ さ い。』
と
もちろん出来る訳がない
プライドが許さない。
でも、
勝負で負けたのは僕。
「早くして下さい」
目を閉じ、綱吉は準備は万全だ。
雲雀はといえば
自分と葛藤していた。
なかなかキスして来ない雲雀に痺れを切らして
「ヒバリさん、しないともっとひどいことしちゃいますよ」
「‥ッ…するよっすればいいんでしょっ」
がしっと綱吉の肩を掴み
ちゅっと
ほっぺに唇づけを‥
「ははは、そっちですか」
「///してあげたんだからいいでしょ!?…狽っ」
耳まで真っ赤にしてそっぽを向く雲雀をぐいっと引っ張り深く唇を重ねる。
「…んッ…ふぁ‥ 」
「クスクス、ご褒美です」
「はぁ…はぁ‥こんなのいらないっ」
「まだまだですよ?夜は長いですから」
このあと朝まで
応接室から喘ぎ声が途絶えることはなかったとか
end
ちょっと微妙に裏ですかね
でも、裏じゃないと思いたいので
こっちに置きました;;