小説
□飛べない鳥C
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ニカッと笑ってる岳人が、本気なんは分かったけど、本心なんかまでは分からんかった。
なんや、心閉ざす技は俺の専売特許やーいうねん。てか、俺にまで…隠すなや。
「てかさ、いつまで俺はここで侑士に抱きつかれてなきゃいけねぇの?」
「あ〜せやな、岳人ほんま抱き心地ええからな。」
グリグリと頬を頭に擦り付けると、うぜぇっという言葉と共にアッパーが下から飛び出してきた。
痛い顎をさすりながら、岳人の部屋にあがる。まぁ当然学校はサボりというわけで。
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