小説

□飛べない鳥C
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「ちゃうわ。岳人んせいやない、俺が心配しぃなだけやわ。てか、やめるてなんやねん。何をやめるんや?言うとくけど俺の許可なしに、色々やめれると思うなよ?」


口調とは打って変わって、自分でも驚くくらいに内容は感情的なもんやった。


「ぷっ…なんだよソレ。侑士すげぇ早口だし!!最後は跡部みたいだったぜ?」

らしくないっと爆笑しとる岳人をみて安心した。どうやら、そないに心配せんでもええみたいやな。



「あー…俺さ、テニスやめる。」

…前言撤回やな。

「あほ、跳べんでもテニスはできるやろ。」

「跳ばない俺のテニスは、テニスじゃねぇの。でもさ、中学はもう引退じゃん?だから高校はマネージャーとかしてサポートするぜ。」
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