□冥姫 第三十六話
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「勇気をだして!頑張ってトシ!」

「心の扉とブリーフの扉を開いてトシ!」


近藤さんは息子を応援するお母さんのようだ。

沖田さんは…なんだろう?

そもそもブリーフの扉ってなんだろう?


「オイ 何 面倒ごと押しつけようとしてんだテメーら、俺じゃなくて――」


土方さんとバッチリ目が合った。


「山崎 お前いけ」

「い゙っ!?俺!?」


組織内の上下関係が かいまみえた

ついでに言うと私が行かされるのかと思った。


「お前ブリーフ派だろ、いけ」

「俺トランクス派なんですけど!?」

「うるせーいいからいけ
なんかモッサリしてんだから似たよーなもんだろ」


山崎さんは近藤さんの
「ザキ ブリーフの扉を開いて」
を声援に取り調べ室に蹴り入れられた。


「山崎さんは敵に取り入り情報を得る監査ですから案外うまくいくかもしれませんよ」

「なら いいが」


マジックミラー越しで見る山崎さんは後ろ姿しか見えないけど
なんか…気後れしてるように見える、と思っていたら


「つぎはぎハゲコラァァァァ!!
てめーいつまでしらばっくれるつもりだァァァ!!
警察ナメるのも大概にしろよ!!」


激昂する山崎さん

アメとムチのムチからいった。


だけど話しの内容がずれていく

いつの間にか第三者の愚痴になって自虐になり 嘆きになった。


「何 勝手に原作者の懺悔室にしてんだ」


土方さんのツッコミはもっともだ。


山の頂きを見て卑屈になるな
かがめばその度 山頂は遠くなる
かがむ暇があるなら登れ。


最終的に山崎さんは凶悪犯に卑屈になるなと諭された。


「ありがとうございました失礼します」


凶悪犯に頭を下げながら山崎さんは部屋をでてきた。


「お前 何しにいったんだァァァァァ!!
何でテメーにムチ打って、テメーがアメを与えられてんだよ!!」


土方さんが踏んでボコる。

かばうべきだろうか?


諭された山崎さんは嘆きのときに言っていた 情○大陸のDVDを焼いてもらっていた。

お近づきになれたと言えば、なれたのかな?


沖田さんがそのDVDを貸してくれって言ってたけど私もあとで貸してもらおう。
 
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