長い夢

□冥姫 第五話
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「ホォ、総悟と互角にやりあうたァあの娘 何者だ?
奴はバカだが腕は真選組最強をうたわれる男だぜ」

「人が神楽に勝てると思ってんの?
あいつは絶滅寸前の戦闘種族、夜兎なんだぜ、凄いんだぜ〜」

「なんだと、うちの総悟なんかなァ…」

「もう身内の職業自慢する小学生なみにダサいよ!その言い合い!!
つーかあんたら飲んでんの!?」

「「勝負はもう始まってんだよ」」


ホントだ、飲んじゃってるよ。


「次はテキーラだ!」

「上等だ!」


二人に目をとられている間に、神楽ちゃんと沖田さんの対決は殴りあいに発展していて、
後ろでは土方さんと坂田さんが吐いていた。

二人はフラフラと立ち上がる。


「どーだここは華やかに、斬ってかわしてジャンケンポンにしねーか」

「上等だ」

「お前さっきから上等だ、しか言ってねーぞ、大丈夫か」

「上等だ」

「「いくぞ斬ってかわしてジャンケンポン!!」」

土方さんがグー坂田さんがパーだった。


「とったァァァ!!」

坂田さんの刀が桜の木を切り倒した。


「安心しな峰打ちだ
まぁ俺にからむのはやめるこったな」


どこらへんが峰打ち?
桜の木が土方さんに見えているらしい。


「オイさっきからグーしか出さねーじゃねーか!
なめてんのか!!」

そりゃあ相手が相手だもん


定春相手にジャンケンをしている土方さん。

………。


「お互い妙な上司がいて大変ですね、一緒に飲みませんか愚痴を肴にして。
美月ちゃんも行こう」

山崎さんは私と新八君を促してその場を後にした。


その後は真選組と新八君お妙さんとで花見をした。

やっぱりお花見はみんなで仲良くやるほうが楽しい!




→後書き
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