「怪我はねェーかい美月ちゃん、
ついでに生きてやすか土方さん」
「ついでってなんだよ!
バカやろー!危うくおっ死ぬところだったぜ」
「チッ、しくじったか」
「しくじったってなんだ!!オイッ!目ェそらすな!こっち見ろオイッ!」
沖田さんは土方さんに多額の保険金でもかけているのだろうか?
「土方さん沖田さん、桂達はこの中に逃げ込んだみたいです」
壊れかけた襖を指差す。
隊士さんたちが話かけても応答はない。
その間に 二人は再放送のドラマのために早く終わらせようという結論に至った。
それはどうかと思うよ?
「早く出てこないと撃っちゃうぞ〜」
言い方にやる気が感じられない。
ドゴォォン!
銀髪とチャイナと眼鏡が襖を蹴やぶり飛び出してきた!
とっさに戦闘態勢にはいったが、銀髪たちは私の横を走り抜けて行った。
「お前ら!この爆弾止めてくれェ!!爆弾処理班とかなんかいるだろオイ!!」
「うわァこいつ爆弾もってるぞ!」
爆弾!?早く一般人を避難させないと!
「げえっ!あと6秒しかねえェ」
ろっ、6秒!?
「銀ちゃん歯ァくいしばるネ」
チャイナは持っていた傘で銀髪を殴り飛ばした!
窓ガラスを割り、外に投げ出される銀髪
銀髪は15階から落下しながら爆弾を投げた。
空中で爆発する爆弾。
みんな唖然としている。
「あの人、何者?」
思わず言葉が漏れた。
→後書き