月の書

□【GX】【アビス】もし、アッシュと覇王がであったら。
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「「何者だ!」」

人影を感じ叫ぶと何者かと声が重なった。

どちらかと言うと、少し覇王の方が声が高く、澄んだ感じだった。
一方は、低く重い声。
その声と綺麗に重なった。


「「・・・・・」」

「お前は誰だ・・。」
「・・アッシュだ。貴様は?」

「覇王・・。」

「覇王・・?雄々しい名だな。」
「そう呼ばれているだけだ。」
「他に名前があると?」
「・・・。いや、無い。」

「覇王と言ったな。
貴様何故こんな所にいる。」
「気がついたらここにいた。
お前こそ何故だ。」
「俺も貴様と同じ理由だ。」


覇王は突然思い付いたように口にした。

「・・俺が考えるに、あいつの仕業だろう。」

「あいつとは?」


「ここの管理人だ。
俺が可愛いと言う可笑しな奴だ。
・・多分、お前もその理由だろうな。」

「俺が可愛いだと?
はんっ!笑わせる!」

「・・そう言うとこが可愛いらしい。」

「・・・・!?」



「何だか悪寒がしてきた・・」

「大丈夫だ。俺は前から感じている・・・」



「お前とは・・、アッシュとは気が合いそうな気がする。」

「気が合うな。俺もだ・・。」
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