Farfalla
□act.1
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手続きが無事済んで、教室の前。
先生に名前を呼ばれて入ったら、
「舞野さん、カッコイイ――!!」
「うわー、キレイな顔立ち」
など、黄色い声がギャーギャーとお出迎え。
五月蝿いったらありゃしない。
「静かに。……舞野、自己紹介を」
「はぁい。……イタリアから来た、舞野 純でーす。
いろいろとシクヨロ☆」
先生に言われて、テニ●゚リのブ●太を軽くなくパクって、自己紹介。
あー、でもヤル気でねェ。
「じゃあ、舞野の席はー……獄寺の隣だ。獄寺」
「んあ?」
「あいつの隣に座ってくれ」
「獄寺?」
確か幼なじみに似たよーな名前がいたような……ってあー!!!
顔を見たら、幼なじみの獄寺隼人だった。
「久しぶり〜」と言いたいけど、隼人覚えてるかなぁ?
とか思いながら、隼人の隣へ。
「シクヨロ☆」←何気に気に入ってる。
「おう。……お前、前にあった事ねェか?」
お、覚えてたー!!
隼人、僕の事覚えててくれてたー!!
「覚えててくれたんだ、隼人!」
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