いいたいことはない

□きのこの家
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やさしい言葉をかけてみようか
今の君にとって僕は蚊帳の外
大安売りした造り笑顔じゃ少しの気休めにもなれやしない

いつか宛てのない焦りや不安も取り除かれるのか
冷たい風に背中急かされて何が生まれるのか
うずくまる君が立ち上がるまで しかと見届けたい

散々降らした雨が いつか花を咲かせて実ったら いいね


晴れ間の隙に悪魔が降りても 君は随分泣かなくなった
去りゆく景色も暮れゆく頃合
今度は僕が雨降らす番みたい…

最初の言葉を探してみよう
ゆっくり ゆっくり

どうでもいいことで気を紛らせ
今は君を見送るので
精一杯

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