いいたいことはない

□れもんの家
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東上線から 夕焼け よけて 帰る

偽造スマイル 振り撒いて
晴らす気のない天模様
「晴らしてやるさ。」

感情腺から 雨音 ひとつ 漏らしていたのだ
今 ほら

外はもう冬の薫りはしない
僕はまだ此処に立っていたい
僕はまだ此処に立っていたいのに…
ミエナイ 属さない
変えられない

鮮明なトコロ
真実(ほんとう)は ほぼ嘘だらけ

社会問題 知る由無し
関係ない
僕らにはカンケイナイ?

僕らは結局何もできない
聞けど語れど 動かせやしない
思い込んで
僕らは結局何もしない
何も起こそうとしないだけ

ミエナイ 属さない
かえられない


僕は只 此処に立っていたいだけ

東上線から 流され 消える景色を見届けた

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