underbook

□笑顔
1ページ/3ページ

横顔が、綺麗だと思った。
深い闇を垣間見せるその横顔から…目が離せなかった。




「おやおや…どうしましたか?珍しい…」
「べ、別にいいじゃんか…」
「そんなに僕に夢中になって下さるのは、有り難いですよ…クフフ…僕の天使ですね」
「…歯の浮く台詞を良く堂々と言えるな…」
「その割にはくっついてきていますが…」
「…………」


裸の肌を隙間なく密着させるように、綱吉は骸にしがみついている。
口元だけで笑う好きでたまらない者から…離れたくない。

「骸…骸……」
「何故そんなに震えているのですか…?」
「離れたり…するなよな!」
「!!」


綱吉は悲痛に叫びながら、骸の肉棒を自分の腸内に招入れていった。

「っ…ぁ…太い…よぉ…」
「何て可愛い…綱吉君…」
「か…わいく…なんか…」
「クフフフ…事実です…」

馬乗りになりながら稚拙に腰を振る綱吉を見つめながら、骸はある結論に辿り着く。



この子は…僕に墜ちたのだ、と。
墜とすつもりなどなく、拒絶もしていたのに…だ。

(いえ…それは違いますかね)
(僕は想いを殺していた)
(こじあけられたのは事実だ)
(この純粋な想いゆえに…か)



「む…くろ…っ…」
「おやおや…たくさん出ましたね…」
「ひっ…あ…熱…」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ