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□笑顔
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横顔が、綺麗だと思った。
深い闇を垣間見せるその横顔から…目が離せなかった。
「おやおや…どうしましたか?珍しい…」
「べ、別にいいじゃんか…」
「そんなに僕に夢中になって下さるのは、有り難いですよ…クフフ…僕の天使ですね」
「…歯の浮く台詞を良く堂々と言えるな…」
「その割にはくっついてきていますが…」
「…………」
裸の肌を隙間なく密着させるように、綱吉は骸にしがみついている。
口元だけで笑う好きでたまらない者から…離れたくない。
「骸…骸……」
「何故そんなに震えているのですか…?」
「離れたり…するなよな!」
「!!」
綱吉は悲痛に叫びながら、骸の肉棒を自分の腸内に招入れていった。
「っ…ぁ…太い…よぉ…」
「何て可愛い…綱吉君…」
「か…わいく…なんか…」
「クフフフ…事実です…」
馬乗りになりながら稚拙に腰を振る綱吉を見つめながら、骸はある結論に辿り着く。
この子は…僕に墜ちたのだ、と。
墜とすつもりなどなく、拒絶もしていたのに…だ。
(いえ…それは違いますかね)
(僕は想いを殺していた)
(こじあけられたのは事実だ)
(この純粋な想いゆえに…か)
「む…くろ…っ…」
「おやおや…たくさん出ましたね…」
「ひっ…あ…熱…」