11/17の日記
21:45
本編のおまけvv
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こんばんは。曙天です。
遅くなりましたが、Dolce本編更新です。
散々シリアスをばらまいて、ようやく嫁いちゃが見れるかと思いきや、最後は最後でとんでもない爆弾を置いていかれたカイ様。
ついにカイ様一旦退場…というか旦那に捕まりましたね。(笑)
この後、二人はどうなるのかと言いますと…。
以下、カイと砂塵の赤蠍、夫人を置いて去っていった後の話。
(うわぁ…今日は絶対寝かせてくれなそう…)
カイの不安の原因は、散々別の男に汚された自分が…というものであるので、その度に妖魔は汚れてなどいるものか!と教えるのだ。
…主にカイの躰に。
おかげで大体は一晩で解決するのだが、稀に手加減なしでされるので翌日動けなくなったりする。
「な、内緒にしてって言ったのに!凄光夫人〜!」
『我に言うことはないのか?…まぁ、寝台の上でしか聞くつもりはないが』
「よ、妖魔!…う〜王様の仕事はどうしたんだっ」
『宰相に押し付けたに決まってるだろう。というか、二三日執務が滞ろうが全部我がやってるんだから、お前は我の腕の中でおとなしく愛されていればいい』
「じゃあ!明日から、ボクがやるから!」
『不器用極まりないお前にできるなら、五百年の間でやってるだろう。それより、まずは風呂で体を温めよう。
大丈夫、大事に大事に綺麗に洗ってシてやるから』
駄目だ。
どうやら、カイは思いっきり地雷を踏んだらしい。
妖魔はどうあっても逃すつもりはないようだ、ということが分かったカイは仕方ないと気分を切り替える。
劉輝に話を聞いてもらえたからか、いつもよりキッパリ切り替えることができるようだ。
「…分かった。んじゃあ、優しくキモチヨクして?たくさぁん、ね?」
持ち前の色香を全開に、艶然と大好きな妖魔に身を寄せる。
それだけで機嫌を急上昇させる赤蠍は、素直というか自分に正直というか…ちょろい。
この調子で許してもらおうかと内心ほくそ笑むものの…。
しかし。
『分かった。一日中、たっぷりと、泣いて乞うまで、しっかり可愛がってやるからな』
「…………」
五百年来の伴侶が、自分に内緒で女丹薬を欲しがったということに、赤蠍は心底怒っているらしい。
絶対に手加減も、逃がしてもくれないと理解して。
――まだ愛してもらえてるとほっとしたカイは、本当に己はどうしようもないと苦笑する。
これだけ大事にされても、まだ不安を覚えるなんて、なんという欲深さなのだろう。
「…うん。愛、して…お願い」
それでも、ちょっとでも不安に思ったカイをこうして強く抱きしめてくれる赤蠍だから。
“離れられない理由”がすでにあっても、もっと一緒にいたいと願うのだ。
…そして夫人が用意した部屋でごろにゃんにゃん♪
カイが赤蠍を呼ぶ時は「妖魔」、本人がいない時は「アイツ」。
最初から「妖魔」呼びだったので、今更違う名前で呼ぶのが恥ずかしいらしい。
…こういうのを本編で書けというのに!(泣)
さて、この度もたくさんの拍手ありがとうございます。
コメント返しをさせていただきます。
11月2日に「水麗王の伴侶の話がとても気になります!!…」という拍手を下さった方、どうもありがとうございます!
良かった、吟遊詩人が水麗王の伴侶だとお分かりになられて!
散々、“水”の色とか“水音”とか水を強調したあげく、妻と娘達と言わせたので気付いてくださるだろうと思っておりましたが、少し不安でした(汗)
本編にも出てくる予定ですが、あの方はいつもあんな感じです。
ふらっと歌を唄いに出かけて、おっとり惚気て、おっとり帰ってくる。
でもあの水麗王と三人子供作ってんですから、きっと色々凄い方です。
本編に出てきたら、この二人の出逢いも載せたいですね。
それまで応援よろしくお願いします!!
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