Harmony of December

□嫉妬 (完結)
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なんなんだよ、長瀬のやつ。光一も光一や。

俺は新年早々苛立っていた。理由は光一と長瀬にある。

それはほんの数分前

3・2・1 A HAPPY NEW YEAR!〜

「光一、誕生日おめでとう」 チュッ

「ながせ…〇∇☆#∽〜/////」

長瀬は年があけると共に光一のホッペタにKissをした。

光一は堕落してたけど、満更でもなさそうやったし…。

光一にKissした後、長瀬は俺の方を向きニヤリと笑ったんや…

長瀬にも腹がたつが、抵抗しなかった光一も悪い。
あとで覚えておけよ。このまま黙ってる俺やないっちゅうねん。俺を怒らせたんは光一やけんね。




KSide

新年早々、長瀬に不意をつかれてもうた…。剛を見たらもの凄く嫌な空気が流れてて、怒っとんのがすぐに分かった。
でも、俺はわるないやん。長瀬にされてもうたんやから、俺は被害者やろ?

夕方までには機嫌なおっとるやろうと思っていたんやけど、考えが甘かった…。リハに参加出来なかった俺は開演2時間前にドームに入ったんや。

「剛、おはよ」
「ん」

「…」
うわ〜っ…、ま…まだ怒っとる…。どないしょ〜


俺はあまりにも怖くなりその場を離れてもうた。
なんかあの場にいたら、何されるかわからへん。剛はあまり怒らへんから、こういう時はめっちゃ、怖いねん。『触らぬ神に祟りなし』いうやろ。





TSide

光一めっちゃ、脅えてるな。ちょっとやり過ぎか?とも思ったが、まだあいつを困らせてやりたいねん。やから俺は実行するで。光一覚悟せえよ。今日のコンサートは楽しくなりそうやわ。





コンサート最終日


『入浴剤大好きな光ちゃんに詰め合わせ』

『まじで〜』

剛はいつも俺の欲しいものをくれる。俺は無邪気によろこんでいた。この後におこることも予想できずに…



『リップが入っとる。ホッペだけで勘弁したろう思ったけど、長瀬と同じは嫌や。』




「何してんねん、塗りすぎや」

「目潰れ」
「なんや、怖いわ〜」
立ち上がり後ずさりする光一

「はよう目潰れ」
「怖い」
「準備はいいか?」

そして俺は目をつぶった光一の唇にKissをした

「////////」

光一は真っ赤になりながらその場に崩れた

「おいしい唇や」
ファンの子らの黄色い声がドーム中に響く


それからの光一はというと、恐ろしく可愛かった

目は泳ぎ、俺と目があうと真っ赤になり。
俺は襲いそうになるのを必死で堪えていた。


それから俺は勢いに任せ、何度か光一にKissをした。アンコールの時には光一からこめかみにKissをされちょっと驚いたけど。

今日の夜は楽しくなりそうや。

ある意味、長ちゃんのお陰かもしれんね







END
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