+ M y h e a r t 2 +
□空間
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嗚呼まるで
分裂した細胞の様
数は様々で
似たもの同士
窮屈な程小さくキツく固まって
独りにならないように
必死
はぐれない様に
ひしめき合っている
独りは寂しいから
目の下にはクマ
作り笑いが上手くなった
お世辞も言える様になった
人を疑う事が普通だった
信じる事ができなかった
クラスという小さな箱の中でさえ
信じていいものがないの
それが無性に悔しくて
無性に悲しかった
でもどんなに信じたって
裏切られる光景は脳裏を過ぎる
許した方が負けなんだと
理解するのに時間はかからなかった
壁は壊れず健在
相変わらず健在
籠の中の鳥は餌がないと鳴き叫ぶ
箱の中の人間は愛が欲しいと泣き叫ぶ