D*H

□ひとりぼっち
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緑たなびく並盛の。


…手にしたことを、後悔した。



【ひとりぼっち】




携帯電話の向こうから聞こえた声。

僕自身に話し掛けているのだと、理解はしていても。

それを受け入れる心など、持ち合わせていなかった。


信じたくはない。

が。

事実なのだろう。


彼の声は少し、震えていた。

「…本気で、言ってるんだよね。」




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