〜Short dream〜
□標的、キミ
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銃口の先に一番愛しい人を見た
ああ、ずっと感じてたイヤな予感はこれを指していたのか
俺は頭の片隅でこんなことを冷静に思った
彼女もまた俺に銃口を向けているんだ、心臓目掛けて。
いつぞやかキミの目が俺を見ていなかったことに気付いた。その頃から俺はどこか不安でしかたなかったんだ。
こんな日がくるんじゃないかと。図星だったね。
ね、キミは俺を愛してなかったのかな最初から。
俺はそうでもなかったんだけど
標的、キミ
(絶対に外さないよキミの心臓)
(愛する人に殺されるのは本望と言うだろ?)