ss
□星空ロマンチカ
1ページ/1ページ
「星が綺麗だねぇ」
そっと呟くおまえが、隣でぐっと縮まった。うすら寒い風が2人の間を駆け巡る。
そっと肩を寄せた。
それは俺がそうしたのか。
おまえがそうしたのか。
俺にはわからなかった。
ただ、近づきたいな、そう思ったのは確かだった。
冬空の下で。
星のように、互いは近くにいるように見えて本当は..
何億光年と遠い彼方にいる2人。
だって知らないだろ?
俺のこの想い。
寒さなんて吹き飛ぶほど、隣のおまえに胸を熱くさせているんだ。
だって知らないだろ。
俺のこの感情。
これを人は、何とと呼ぶんだろうか?
星空の下の屋根の上。
星空ロマンチカ