スキマスイッチ御題

□☆U.君の話
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 解放されてほんのり赤くなった頬を片手でさする彼女を見ながら、呆れと一緒にある種とんでもない期待にテンションを上げている自分がいた。

 もしかして、といやそんなわけねーよな俺とこいつに限って、の中間。

「あー、頼むからお前もう喋るな」
「はぁ? なんでだ!」
「全然筋通ってねぇし言い訳は聞き飽きたんだよ!」

 まだ何かぎゃんぎゃん言っているルキアの口に、俺は切り終わったうさリンゴを突っ込んでやった。

 いちいち俺の心を惑わせる、君の話はもうたくさんだ。





fin.

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