☆小説2☆
□夜の蜜飴
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「…どうした?気持ち良く、なかったか…?」
分かってる癖に、いつものように聞いてくる。
「…気持ち良くなんか…ない」
俺は、結果が分かる癖に、いつものように反抗する。
「ふ…そうか。」
シノは軽く笑い、俺の下肢に手を這わす。
「…っぁ」
モノに触れられるかの直前の場所を、集中的に攻められる。
もどかしいような、何とも言えない感覚。
「…キバ、触って欲しいか…?」
また、答えが決まっている質問。
「…っ、」
すぐに答えてしまうのは、いつも嫌な気分。
でも答えないと、また嫌な感覚を味わう事になる。
「どうなんだ…?」
そう言って、シノは先の敏感な場所を弄る。
先に、指先を押し付けてグイグイと回す。
「やっ、…ぁ、シノ…」
抵抗できない。快感が腰あたりにまとわりついて離れない。