☆小説2☆
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「もう…何回あいつらに汚されたか…わかんねぇ…」
「キバ…」
「シノだって…いつも辛い思いを……俺の…俺のせいで…」
キバの頬を涙が伝う。シノの目の前で、何回カカシ、サスケ、シカマルに犯され、汚された事か。
それを毎回見せ付けられ、暴力をふるわれ、身体的・精神的に痛め付けられるシノも、もはや限界に近づいていた。
「…キバ…逃げられるものなら…」
「でも…逃げても捕まる…同じ忍だし…ましてカカシは上忍だ…俺らじゃどうしようもない…」
見えない牢獄が立ちはだかるように、二人は今ある地獄のような状態を抜け出せる立場にはなかった。
ただただ、日々行われるどす黒い凄惨な性行為に怯えるばかり。
「今日、は……いや、今日も、…か」
「……ん…」
ぽつりと漏らす言葉に生気は無い。
いつも同じ結果が二人をどん底ヘ引き込む。
「ただいま」
ガラと扉が音を立てて開いた。
最初にあらわれたのは、
カカシ。