☆小説2☆
□もう一度君に
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ある日。
俺はどうかしてた。
サスケの演習の居残りに付き合ってて。
何故かサスケの首筋や唇にばかり目がいった。
「カカシ…どこ見てんだ?ちゃんと練習に付き合え」
「あ…ゴメンゴメン…」
「カカシらしくねぇな…。気ぃ抜くなよ」
そう言って、サスケが顔を近付けてきた。
「熱でもあんのか?顔赤い気が…」
サスケの端正な顔が、間近に迫ってきた。
無防備な顔つきに幼い表情。チラと見えた首筋と潤んだ唇。
全て、魅力的に見えた。
「サス、ケ…」
次の瞬間、俺はサスケの唇を奪っていた。
「んっ!んぅ…っ、」
驚き、引き寄せられる身体を必死に押し剥がそうとするサスケ。
その行動に、更に興奮を覚えた。
一層強くサスケの細く未熟な身体を引き寄せ、深く口付ける。
「んふぅ…ぅ…」
少し涙目なのも、赤くなった表情も可愛い。
愛おしさまでも覚えてしまう。
「ひゃ…だ…ン…カカ…ひ…」
口端から言葉を漏らすが、途切れ途切れで聞こえない。
必死に堪える顔がより火を点けてならない。