☆小説2☆
□眠れない夜には
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「眠れねーなぁ…。何もする事ねーしなぁ…」
「…」
完璧に俺の独り言。シノは文献に夢中になっている。
「誰かさんは構ってくれねーし」
当て付けがましく言ってみる。だがシノは無反応。
つまらない。
何かシノをギャフンと言わせてみたい。
あ、と俺は良い事を思いついた。
「な、シノ。ちょっと仰向けになれよッ」
俯せで文献を読むシノを仰向けで読むように促す。
シノはめんどくさそうにしながらも、身体を仰向けの態勢にした。
「なんだ…一体…」
「へへッ、良い事vV」
「お前の思いつく事は大抵良い事じゃない…」
「うっせー。よぉし…v」
にまりと笑みを零すと、俺は布団の中に入り込み、シノの下半身に触れ始めた。
「なっ…!!」
シノはいきなりの事に当然ながら抵抗する。だが俺はそれを制止。
「黙ってろよ。邪魔すんな」
するとシノは大きく呆れたようなため息をはき、
「好きにしろ…」
と言い放った。