☆小説2☆
□dolls
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「上忍?なんですか?」
「あ、キバ君。ごめんね呼び出しちゃって」
倉庫の外で手をヒラヒラ振りながらカカシ上忍が立っていた。
「いや…別に良いですけど、何ですか?何か用事が…?」
「ちょっと言いづらい話なんだ…。中で話さない?」
と、倉庫の中に俺を呼び込む。
「あ、はい…」
かなり神妙な面持ちのカカシ上忍。俺は招かれるままに倉庫に入っていった。
「それで…話って?中忍試験の事とか…?」
今かなり下忍の中で話題になっている事を持ち出してみた。
「いや…違うんだ。キバ君をココに呼び出したのはね…?」
そういうと、いきなり俺を押し倒し、両手を縛り上げた。
「?!ちょ…上忍!何、これ…!!?」
突然の事に慌てふためく俺を尻目に、カカシ上忍が服を脱がし始める。
「ひゃ…やだぁ‥!やめ…」
「嫌じゃないでしょ?毎日シノ君にはもっと…ひどい事されてるの知ってるんだから」
「…!!」
目を見開いて驚く。何で…そんな事…。
「か、カカシ上忍…なんで…」
「あー…言っていいのかなぁ…。バレたら次からキバ君まわしてもらえなくなっちゃうよ」
「まわし…?」
「あ、失言。シノ君には言わないでね」
「だから…なんでシノが関係あるんだよ!?」
少し間を空けて、カカシ上忍が溜め息を吐きながら答えた。
「君、シノ君に売られてるんだよ今。」