☆小説☆
□as if
2ページ/12ページ
シノの家に着き、部屋に通される。
「し、シノ・・。何で今日家に呼んだんだ・・?俺何か悪い事した・・?」
おそるおそる聞く。するとシノはキバを抱き締め、
「キバ・・この前はすまなかったな・・。酷い事をしてしまった・・。反省している・・」
と謝る。突然の事に驚いたが、やっぱり自分を思ってくれていたんだと嬉しくなり、
「そんな、事いいんだ・・!シノが思ってくれてただけで・・!嬉しい・・」
少し涙混じりで答え、シノの背中に腕をまわした。そしてシノを抱き締め返し、シノの胸に顔をうずめる。
シノはキバの頭を撫で、数日前の事が嘘のように穏やかな空気が流れた。