☆小説☆

□愛しすぎて
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キバが言う事を聞くのをいいことに、黒い布を取り出し、キバに目隠しをする。

「あ・・シノの顔みえな・・ぃよ・・。取って・・」

おそるおそるシノにお願いするが、シノはそんな要求を飲む気はない。

・・・シノはキバに恋愛感情を抱いてはいない。
今回の事でも、キバが抱いてくれと言ったから付き合っただけ。
キバはシノを愛していて、恋人であるつもりだが、シノにしてみればただの暇潰しや性欲処理であるだけだった・・。
キバはそれに気づいておらず、唯々・・シノの要求に従うことが常になっていた。



「キバ・・目隠しをしたまま舐めろ」

と自身を出し、キバの口に近づける。シノに嫌われたくないキバは、口を開けおずおずと舌を出す。
シノ自身を暗闇の中舌で探し、舌がソレに触れると離さないように必死に舐めだす。
手も紐で縛られているため、キバは口でしか行為を行えない。手で固定できず、たまに歯を当ててしまい、シノの眉が歪む。

「ぁ・・!」

ゴメン・と言う前に、シノの平手がキバの頬を叩く。
キバはどさっとベッドに倒れこんだ。
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