☆小説2☆
□本当の理由
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最近、シノとキスしてない。
もう、俺の事飽きちゃったのかな…
言いようのない不安にかられる毎日。
シノに、聞きたいけど…
もし『お前なんか要らない』って言われたら
俺、どうにかなっちゃうかも。
ある日の午後。
シノの屋敷にて。
「なぁ、シノ。」
「…なんだ」
「キス、しよ?」
‥言ってみた。
「何故だ」
…え?何でって…。
「したい、から…じゃ駄目なのかよ…?」
「そんな軽くなどできん」
「…」
軽くって…前は沢山してくれたのに。
してって言ったらちゃんとシノだってしてくれたのに。
何で今は駄目なの?
やっぱり俺の事…
好きじゃなくなったの…?
俺の中で何かが途切れた。