☆小説☆
□今月の恋愛運は・・?
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「あ、キバー。ちょっとこっち来なさいよー!」
向こうからいのが手を振って、キバを呼び寄せる。
その脇にはサクラとヒナタ。
「あ?何だよ。何か用かー??」
キバはテクテクとその輪に入っていった。
「あんた7月7日誕生日だったわよね。今雑誌見てたんだけど、運勢載ってたからついでに見てあげるわよー」
いのはニヤリと笑い、パラパラとページをめくる。
「は?別にいいし。てか俺占い信じてねーし」
と、キバはあまり乗り気でないように答える。
「まぁまぁ。この雑誌よく当たるんだから!犬塚君のもきっと当たってるよ」
とサクラが手をヒラヒラさせた。キバはうさんくさそうに、
「ホントかよ?仕方ねぇなぁ・・見てやるか・・」
といのの持つ雑誌を覗き込む。
「俺のどれだよ」
「えーと、あ、これよこれ!あんた蟹座だから」
いのが蟹座の箇所を指差し、キバに見せた。
「どれどれ・・・・」
キバが文章を読み始める。