☆小説☆

□二人のあいだ
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今日は久々のお休み。
キバは、恋人のシノの家に居た。
キバはベッドの上でゲームをし、そのベッド下ではシノが本を片手に、キバの買ってきた菓子を食べている。


「なーぁ、シノ。」
「何だ…?」
「うぅん…何でもねー♪」
「そうか…。」
たわいも無い会話。キバは結構楽しそうで。


そしてまた。
「しーの。」
「…何だ…」
「ゲーム…飽きちゃったなー。なぁシノー。飽きたなぁー」
「…それで…?」
いぶかしげに聞くシノ。
キバはシノの背中を、後ろからカリカリと爪で引っ掻いて。
「か、ま、っ、て。」
‥きっと後ろはにんまりと笑顔に違いない。
シノは、まだ読んでる途中の本を傍らに置いて、
「仕方の無い奴だな…。来い…」
と、片腕を広げ、キバが入れるスペースを作った。
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