☆小説☆

□as if
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狗というものは、従順で主人を待ち続ける。どんなに酷い事をされても、いつまでも主人を慕い続ける。


限りなく純粋な生き物。



数日前、キバはシノと行為を行なってから今日まで、1回も口をきいていない。
というか、シノがキバを避けているようで、目も合わせない。
キバは、自分が何か悪い事をしたのではないかと不安になり、いてもたってもいられなかった。


しかしある日、それまでキバを避け続けてきたシノが、キバを自宅に呼んだ。

「キバ・・、今日家に来てくれないか」
キバはやっぱり自分が悪い事をしたから、シノに怒られるんだと思ったが、このまま目もあわせてもらえない状態は嫌だったので、

「う、うん・・・。わかった・・」

と承諾。放課後、シノの家に行くことにした。
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