☆小説☆
□愛しすぎて
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犬塚家
忍の家系ではあるが、多くのくの一がその色香を以ってして一族の反映を成してきた。里の雌犬と謳われ、娼婦・売女と罵られる事など当たり前。
代々、その一族の色素によって女の子供が大半だったが、男の子供が産まれる時、罵り・暴行はその男子供までに及んだ。
犬塚は里の性欲処理忍。今でこそ威厳ある一族に名を連ねているが、昔は誰もが犬塚を軽蔑する目で見、そして扱っていたのである。
「ん・・・シノ・・、早く・・」
既に濡れきった声で、キバがシノの首に手をまわし、縋り付く。シノはその表情を崩さず、キバの手を首から外し、紐でひとつにまとめる。
「んぁ・・っ、何す・・の・・っ?」
不安げな声を出すと、シノは一声。
「少し黙れ・・止めてもいいのか・・?」
と、威圧的に言い放つ。キバはここまできて、こんな状態の身体で行為を止められては困ると、
「し、シノ・・やめないで・・!お願い・・」
と簡単に従する。するとシノは、