☆小説☆
□テレフォン・ショッキング
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ある夕暮れ。
キバはシノの家に遊びに来ていた。
だが特にする事もなく、会話もそんなに弾まない状況で。キバはシノのベッドでごろごろし続け、シノはシノでその下で本を読んでいた。
「シノー、つまんねぇ。本読むの止めて何かしよぉぜー」
たまらずキバがベッドに背もたれているシノに声をかける。
「ん・・・、何をするんだ?」
「それは・・・えっと・・・。何しよ??(汗」
「・・・・特に無いな・・・」
・・またフリダシに戻る。”あーぁ”と思うキバ。静寂が二人の間に流れる、と思いきや、ふすまの裏から召使の声が。
「シノ様、秋道様からお電話がきております・・」
「分かった・・・」
と、ふすまを開けて召使から受話器を取る。
「もしもし・・、チョウジか?どうした・・」
どうやら電話は10班のチョウジから。緊急連絡網のようだった。