DEATH BOOK2

□暑いんです!!
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『暑いです月くん』


竜崎の一言から始まった






「な、なんだと……竜崎」
「暑いです。と言ったのですが……」

「…………僕は寒いんだ」
「……………」

「……………」



アイスを片手に持っている竜崎と眉間にかなりのしわを寄せる月は無言の火花を散らしていた


「…………寒い…と」

「あぁ、寒いよ」




先手を打ったのは竜崎だった


「……あぁ、月くんはヅラですからね…寒いのはしょうがないでしょう」


「………………ふっ」

「我慢してください………ヅラ野郎」











バキッ!!










「失礼しま〜す!……さむっ!!」
外出をしていた、松田が捜査本部に入って第一声だ




「室内の設定温度どうなってるんですか……って20度!?そりゃ寒いわけだぁ…………って竜崎と月くんどうしたんですか?2人とも、ほっぺた真っ赤ですよ!?」











「なんでもないです!松田さん」

「黙れ!松田!」









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