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□いつの日にか…
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キラキラした朝日の中で微笑む、君の笑顔が頭から離れない。
君の心の中には誰がいるんだろう…。
愛を知らない俺には君を上手に愛する事なんて、出来ないのかな?
『いつの日にか…』
「ちょっと!匪口さん私の話聞いてる?」
「え?…あぁ、何だっけ?」
パソコンから目を離さず、返事をする。
「だからぁ…ネウロがね…」
「あのさぁ…」
「?」
もう一度話そうとしたところで、口を出す。
「他の男の話なんか、聞きたくないんだけど…」
「え?////」
HALの一件が落ち着いてから、俺はたまに時間があると桂木とファミレスや喫茶店でお茶している。
話す事と言えば、お互いグチが多かった。
「桂木って意外とデリカシーないんだな」
「えぇッ!酷ッ…」
急にシュンとする顔も可愛い。