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□バカップルと呼ばないで
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「お//…お前な…//」
「たまにはいいでしょ。他のカップルだって手繋いだり、腕組んだりしてるよ」
そんな話をしていると、少し離れたところから二人について話している人達がいた。
「あれって、食いしん坊探偵の桂木弥子じゃない?」
「ホントだ!?…って一緒にいるのって彼氏かな?…てか、ガラ悪くね?」
ジロジロ見ながら、通り過ぎる二人を見ていた。
彼はそんな言葉が聞こえて、不機嫌そうに彼等を睨んでいた。
「ひぇッ…怖ッ!!…ヤクザか?」
そんな会話を聞こえているのかいないのか、ヤコは変わらずニコニコしながら、歩いていた。
「お前さ…ホントにオレでいいのか?アイツらみたいに何か言ってくるヤツだっているだろ?」
「関係ないよ」