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□バカップルと呼ばないで
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二人は事務所を出て、並んで歩く。

二人の他にも、浴衣を来て歩くカップルや家族連れがたくさん歩いていた。

「ん〜、何食べようかなぁ…縁日って、すっごくワクワクするよね♪」

「ったく、いきなり食う話かよ。色気のないヤツ」

「じゃあ聞くけど…私の浴衣姿どう?」

彼は一瞬、ウッと黙ると、ブツブツと答え始めた。

「あ?…どうって言われても…その…//……悪くない////…と思う」

「もう…素直じゃないんだから。ハッキリ言ってよ」

腕をつついてみると、彼は顔を更に赤くした。

「…////…に、似合ってる/////」

「ありがとう//」

ニッコリ微笑んで、彼の腕にしがみつく。

付き合ってみてわかったのは、年上である彼が思った以上に凄く照れ屋だという事…。

恥かしがって、彼から手も繋いでくれないのだ。
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