咲き匂う花
□甘い甘い
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友雅は背中で妻戸を開け、近くの部屋の中へと入る。
ちょうど物置になっていた部屋だった。
「少し暗いね」
友雅は柱にもたれて座り、その膝のうえに詩紋を乗せる。
「友雅さ…ぁん///」
服を脱がしている友雅の手が、偶然、詩紋の男の子の上をふれる。
「やっぱり詩紋も男だね…」
からかうような笑みを浮かべて、友雅はそこを服の上から撫でる。
「やっ///ぁんっ//」
じわりと服に染みが広がる。
「汚れるから脱いでしまおうか」
素早く詩紋の服を脱がす友雅。
「この綺麗な体を陽の光の下で見れないのが惜しいね」
そんなことを呟きながら、友雅は詩紋の体に口付けを落としていく。
徐々に友雅の男も熱を帯びていく。
「っあ//……友雅…さん…触って//」
先刻友雅に与えられたこんぺいとうが効いてきたのか、詩紋が大胆な発言をする。
「どこをだい?」
友雅は意地悪く笑いながら言う。
「ーっ///…ここ…」