咲き匂う花
□甘い甘い
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「…?!」
「真っ赤になって可愛いね。…こういうことをされたのは初めてかい?」
真っ赤になってキスされたところを押さえ頷く詩紋。
そんな詩紋を見ながら友雅はくすりと笑う。
「どうしてだろう…今日の詩紋は食べてしまいたくなるくらい可愛いよ」
食べてしまってもいいかい?と少し熱っぽい声が耳元でからかうように囁く。
「…///」
こくんと詩紋は頷く。
「ふふ…では」
ふわりと抱き締められ、詩紋は友雅の腕の中に閉じ込められる。
そして深く口付けられる。
詩紋はそれだけでもう全身に力が入らなくなる。
「…あっ///ふぅ…んっ//」
「詩紋も一つどうだい?」
詩紋が是も非も言わないうちに友雅は詩紋にこんぺいとうを一つ口移しで与える。
「甘いだろう?」
ぼーっとした頭で、詩紋は頷く。
「詩紋からも同じ匂いがするよ」
友雅はちゅくと詩紋の唇を吸う。
「甘くて私を酔わせる…」
友雅は詩紋の服の合わせからするりと手を忍び込ませると小さな飾りを捉える。
「んっ///」