咲き匂う花

□甘い甘い
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そろそろ効いてくるころかな?



一粒目のこんぺいとうがそろそろ効いてくるはず。




媚薬とほんの少し惚れ薬を入れてつくったこんぺいとう。
成功してれば効き目が出るはずなんだけどな…



失敗したかな…と思いながら、友雅からお菓子を受けとった詩紋は友雅をじっと見つめる。



「ん?どうしたんだい?そんなに見つめて」



くすくすと笑いながら、顔を覗き込むように詩紋と目線を合わせる友雅。



「いや…それよりも体おかしくないですか?」



「んー…そうだね」


友雅は扇で口元を隠し、詩紋を流し見る。


「今日はいつもより詩紋が可愛く見えるよ」



くすっと笑ったその口元は残念ながら詩紋からは見えなかったが、雰囲気から詩紋はなんとなく友雅が笑ったことがわかった。




「可愛いなんて言われても嬉しくないですよ///」



照れ隠しもあってそう言った詩紋だったが…


「思わず口付けたくなるくらい愛らしいよ…詩紋」



言うが早いが友雅は詩紋の頬に口付けを落とす。


            
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