咲き匂う花
□淋しい夜には
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友雅は鷹通の下肢に顔を埋めると鷹通の熱を銜えたり舌でくすぐるように嘗めたりしている。
「ふっ…あっ」
友雅の舌が動くたび、びくびくっ…と体を反応させる鷹通。
「ふふ…っ。そんなに感じるかい?」
楽しそうに笑う友雅の吐息が鷹通の熱を煽る。
「はぁ…い、っん」
友雅は必死に声を押さえる鷹通が可愛くて、つい…もっと啼かせてみたいと思う。
「もっと感じさせてあげるよ…」
友雅はあっという間に鷹通から服をはぎ取ると、閉ざされた蕾へと舌を這わせる。
「あ…っ、友雅…殿っ」
鷹通は一瞬嫌がる素振りを見せたものの、友雅の巧みな舌使いに抵抗もなく陥落した。
毎晩毎晩友雅に可愛がられているそこは最初は拒絶していたはずが、何時の間にか自ら友雅の舌を内部へと導いていた。
「友雅殿…早く…」
「早く?何を…?」
涼やかに微笑みながら、友雅は問い返す。
「…っ、意地悪ですね」
「そうかい?」
楽しげに笑う友雅。
悪戯を思いついた子供のようだ。