メモ@
独り言だったりネタだったりSSだったり。
*
◆武田さんの就活のお話
某方様から大学生武三のネタを頂きまして。
武田さんが就活することになる事にすっごい驚愕。
元々考えていて就活の話とまとめて書く事にしまして、現在執筆中ですが、今日は仕事上がりに寄るとこがあるので今日は無理そう…。
そして、大学生武三の出逢いのお話も考えていたのですが、どうしても武田さんに言わせたい台詞があって、その台詞がでる状況を考えてたら、武田さんなんか乙女みたいで笑いが止まらない(一人でニヤニヤしてる私はかなり怪しい)
出逢い編ももうちょっと詰めたら書き出そうと思っています。
そこで、武田さんの友人が必要なんですが、原田さんにしようかなぁと。
原田さんは優しいからきっとあんな武田さんとでも友人になってくれると思ってる。
しかし、武田さんって社会人としてやっていけるの?ほんと不安(笑)
大学生武三は本当に、色々妄想してて。
武田さん株とかやってて預金凄いことになってて、三木君に「私が三木君養うから、ずっと(四六時中)側に居てください」とか言って欲しい。
それではまた。
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◆移行済みのもの
大学生武三のファーストキスの話と、芹風初詣話は小説置き場に移行しました。
移行した話はこちらから消します。
今後お知らせをしないつもりなので、こちらから消えてたら小説置き場に移行したんだな〜と思ってください〜
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2017/12/06(Wed) 13:48
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◆移行しました
大学生武三のお話、二つ程、小説置き場の三木受けに移行しました。
移行した作品はこちらから消しますので、よろしくお願いします。
武三だけじゃなく風間受も移行していきたいのですがね〜…
移行したのは最初のやつと、風邪のお話です。
風邪のお話は最後にちょっとだけ加筆しました。
それにしても最近本当に武田さんが愛しくてたまりません。
かわいいよ武田さん。
分かってる原作の武田さんはクズだって分かってる。
でもそのクズさも好きだ。
ひとまず移行しましたのお知らせでした。
いきなり私信いれますが。
お昼寝ネタ、ご快諾頂いて、ありがとうございます(*´ω`*)
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2017/12/05(Tue) 01:19
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◆武三SS続きだよ
*武三SS続き
心地好い日差しは暖かく、眠気を誘う。
横になったままでは寝てしまいそうだが、三木君はいつまでこのままでいるつもりなのだろう。
そう思っていると。
「眠たくなってきたな…ちょっと寝ていくか」
驚いて身を起こし、三木君を振り返る。
「こんな場所で寝るのは、賛成出来ないな」
「あん?暖かいし、平気だろ」
「そういう問題ではなくて。こんな開けた場所で寝るなんて、無防備に過ぎるよ。不逞の輩に襲われてしまうかもしれないし」
「ごちゃごちゃうるせぇな」
話してる最中にそう怒りの込められた声で言われ、睨まれる。
だが、私の言い分は間違っていない筈だ。
それでも、更に意見を述べれば三木君は本当に怒ってしまうかもしれない。
私は結局黙ることにした。
三木君が寝ている間、私が起きていれば大丈夫だろう。
「分かった、三木君が寝ている間、私が見張っておくよ」
「は?別に頼んでないだろ、お前も眠れば。襲われたらさすがにめぇ覚ますだろ、見張りがお前って頼りねぇし」
少し…酷くはないだろうか。
三木君に比べたら、私の剣の腕前は劣るが、これでも新選組の一員なのだ。
言い返そうとしたが、三木君は早々に目を閉じてしまっていて。
私は溜め息をついて、辺りを見回した。
遠くで子供達が川辺で遊んでいるくらいで、他に人はいないようだ。
そよりと草葉を揺らす風は微かに冷たく、いくら暖かい陽気とはいえ、今は霜月なのだと思い出す。
「三木君」
横になる三木君を振り返り、声をかけるが返事はない。もう眠ってしまったのか、余程眠たかったのだろう。
気になったのは、三木君の胸元がはだけていることだ。
起きている時は気にならなくても、眠っている間は、少し肌寒くはないだろうか。
私は自身の羽織を脱いで、三木君の胸元が隠れるように掛ける。
あぁ、そういえば、こんな陽の下で三木君の寝顔を見れることなんて、もう無いかもしれない。
整った顔立ちは、やはり綺麗で、しかしまだ幼さを残しているように見え、ついまじまじと見つめてしまう。
暗がりの中、抑えた嬌声を上げる三木君とは、まるで別人のようだ。
私は再び横になって、空を見上げた。
三木君はあの空に何を思っていたのだろう。
私も、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
三木君に起こされた時、空は橙色に染め上げられていた。
「お前、見張るつもりじゃなかったか?」
笑って言う三木君に、恥ずかしくなり言葉を濁す。
普段は絶対に川原などで寝たりしない。
そもそも横になろうとすら思わない。
きっと、三木君が隣に居たからだ。
「羽織、ありがとな」
少しだけ照れているように見えるのは、空が赤いからか。
三木君の手から羽織を受け取ると、そろそろ帰るか、と溢す三木君に私も立ち上がる。
そこで、あっと思い出す。
「三木君、結局話って、なんだったんだい?」
「話って?」
先程とは互いの位置が変わり、陽を背負う三木君の顔はよく見えない。
「ええっと?三木君が、話があるからって私を連れ出したんだよね?」
確かそうだったはずだ。
三木君は「あぁ」と短く返して。
「あぁ、それな…忘れた。…悪かったな、一日連れ回して」
歯切れ悪く言う声に、それは嘘ではないかと感じたが、言いたくない事ならば問い詰めることは憚れる。
それに。
「いや、私は今日一日、楽しかったよ」
三木君の色々な表情が見れたし、寝顔も、寝顔を見るのは初めてでは無かったけれど、行灯の明かりと陽の光ではだいぶ違うという発見があった。
三木君は溜め息をついて、私の方へと近付いて来る。
すごく、近い。
私より少し背の低い三木君を、自然と見下ろす位置だ。
「武田、お前、夜も非番だろ?」
突然の問いに頷くと、私を見上げてくる三木君は昼間とは違う笑みを浮かべる。
「なら、どこか寄って帰ろうぜ」
それは、三木君からの誘いだろう。
私に断る理由は無い。
途端、昼間はなりを潜めていた欲が浮かび上がって、私は了承の意を込めて三木君に口付けた。
怒られるかもしれないと思ったが、三木君の手が私の手を取り、指を絡ませてきたので、我慢が出来なくなってしまった。
角度を変えて深く口付け、舌を絡ませて。
どれだけそうして口付けていたのか。
唇を離すと、呼吸の乱れた三木君が私の肩に額を乗せてきて呟く。
「思い出した」
「何を?」
「お前に話があるってやつ…」
そこで顔を上げると、三木君は笑って続けた。
「俺も、お前のこと、好きかもって思ってな」
ちゃんと『好き』と言われたわけではない。
けれど、『好きかも』ってことは、好きになってくれる可能性があるのだろう。
それに、三木君の笑みがとても綺麗で、今はその言葉で十分嬉しい。
だから、ありがとう、と再び唇を重ねた。
私の手を握る三木君の手が、少しだけ力を増した気がした。
おしまい。
デートな武三。
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◆武三SSです
*武三SS
話があるからちょっと付き合えよ、三木君にそう言われて、私と三木君は屯所を出て京の町を歩いている。
屯所では出来ない話なのかと、私は何も疑わずに三木君の少し後ろを歩く。
三木君とは、度々体を重ねる関係ではあるけれど、恋仲ではないと思う。
私は何度か三木君に好きだと告げてはいるが、彼から同じ言葉が返ってきたことは一度もない。
考えてみれば、こんなふうに呼び出すことは珍しく、又こんなふうに町を一緒に歩くこともあまり無かった。
ふと、三木君が足を止めて何やら見ている。
隣に並び覗き込む。
小間物屋の店先。
三木君が手にしているのは、落ち着いた小豆色の巾着だ。
布の手触りを確かめているのか、優しく巾着の表面を撫でる手つきを見ていると、三木君がちらりと私を見上げてくる。
「兄貴が新しい巾着袋を欲しがってたんだよ」
聞いてもいないのに、そう言われて、少し考える。
「私は…伊東さんにあげる巾着袋を選ぶ手伝いをしたら良いのかな?それなら、伊東さんにはこちらが合いそうだけど」
私は手元にあった猩々緋色の巾着を取る。
鮮やかな赤は、派手好みの伊東さんに合う気がする。
一輪の牡丹の刺繍も、綺麗だ。
「お前は?」
「え?」
短い問いに聞き返すと、三木君は何故か機嫌悪そうに答える。
「だから、お前が自分の巾着を買うなら、どれを選ぶか聞いてんだよ、分かれよ」
いや、分かれよと言われても、今の『お前は?』では絶対言葉が足りないと思う、そう心の中で返して、私は手元に並ぶ巾着袋を眺める。
沢山の色が並ぶ中、目を惹いたのは。
「これ、かな」
手を伸ばして取り上げる。
藤納戸色。
少し、三木君の髪の色と似ている。
三木君は「あぁ」と、よく分からない相づちを打って、手にした巾着を戻す。
「じゃあ行くか」
そう言って先に歩き出してしまう。
「えっ?ちょっと、三木君?」
わけがわからないが、慌てて後を追う。
伊東さんへの巾着はいいのだろうか。
それから。
茶屋に寄って、団子とお茶を味わった。
何故か三木君がご馳走してくれた。
会話もなく人通りを眺め、熱いお茶を飲みながら隣の三木君を見る。
美味しそうに団子を食べている姿に、微笑ましくなる。
その後、また「行くぞ」と席を立った三木君を慌てて追った。
今度は後ろではなく隣に並んで歩く。
三木君は特に目的があって歩いているわけではないらしい。
たまに立ち止まっては店を覗いている。私はそれを横で見ているだけなのだけど、私が今まで見てきた三木君と言えば、肌を重ねている時くらいだ。
彼を好きだと言っていた私だけど、彼の色々な事を知らなくて、いま様々な表情を見せてくれている三木君に、私は更に惹かれていくのを感じていた。
三木君に付いて歩いていると、川原へと出た。
少し休むか、一人言のように言った三木君は草葉の上に座り込む。
虫が居たら嫌だな、そう思いつつも隣に腰を下ろす。
そういえば、私は三木君に話があるからと言われて付いてきたのだ。今のところ、三木君がその話とやらをしてくる気配はない。
隣の三木君は前方に視線を投げていて、静かだ。
一寸の沈黙。
「武田」
不意に三木君に呼ばれ、視線を向けると三木君は前方を見据えたままで言葉を続ける。
「いま、なに見てたんだ?」
「え?……草、かな?」
問いの意味が分からず、見ていたものをそのまま答える。
「俺は、川面を見てた」
三木君は呟くと、その場にごろりと横になった。
「三木君?」
「お前も、横になれよ」
こんな場所で横になるなんて、衣服も髪も汚れてしまう。
でも何故か、三木君の言葉を断ってはいけない気がして、私は仕方なく横になった。
草と土の匂いが強くなる。
「今は空が見えてるだろ?」
三木君の声に正面に視線を向ければ、良く晴れた空が視界いっぱいに広がる。
そうだね、と返して三木君を見ると目が合う。
三木君は直ぐに目を逸らして、同じものを見たかった、と小さく溢した。
同じものを見たいなんて、不思議な事を言うのだなと、私は再び空を見る。
*続く
◆大学生武三/すんどめ
*大学生武三(多分付き合って半年以上一年未満くらい)
「あぁ、けっこう濡れてしまったね」
玄関を開けて、三木君と二人バタバタと脱衣所に向かう。
二人で居酒屋に行った帰り、急に降ってきた雨に、走って部屋に戻ってきた。
幸い、お互いお酒はあまり呑んでいなかったから良かった。
「三木君、いま着替えを持ってくるから」
言いつつ三木君を振り返ると、既に上半身裸で、つい見とれてしまう。
ジーンズのベルトに手をかけた三木君が、ふっと顔をあげる。
「おい、ストリップショーじゃねぇぞ」
笑いながらの言葉だから、怒ってはいないようだ。
私は三木君に寄り、素肌の胸に手を伸ばす。
少し冷たい。
「三木君、また痩せた…というか、引き締まってるね」
「ん?あぁ、最近走る時間増やしたからな」
三木君は自宅で筋トレをしていて、その上毎朝ランニングもしている。
運動が好きではない私からしたら、偉いなぁと思う。
「俺は、お前の体が謎だけどな」
そう言った三木君の手が、私の服の裾をグイッと捲りあげる。
突然の事に慌ててしまう。
「えっ、ちょっと、三木君?」
「俺と同じくらい食うのに、運動してなくて、なんで太らねぇんだ?」
ぺたぺたとお腹を触ってくる。
少し、いやかなり、困る。
「体質かな?…あの、三木君…あまり、触らないで」
上半身裸の三木君が目の前にいて、体を触られているなんて。
欲情してしまう。
雨に濡れた後だから、このままでは体を冷やしてしまう。
私はともかく、三木君が風邪をひいてしまったら、嫌だ。
「俺に触られんの、嫌か?」
笑みを浮かべる口元に、確信犯だなぁ、と苦笑が漏れる。
「嫌ではないけど、したくなってしまうから」
「ふぅん?何を、したくなるんだよ?」
問う三木君の体を背後の洗濯機に押し付け、顔を寄せる。
セックス、と耳元で囁けば、三木君の体がひくりと跳ねる。
三木君は耳が弱い、かかる息にも敏感に反応してくれる。
「俺は、構わねぇぞ」
そう返す三木君の瞳には、肉食獣が獲物を狙うような獰猛な欲情が浮かんで、首に回された腕に引き寄せられるまま、口付ける。
下唇を吸い、舐めて、舌を差し込むと、直ぐに三木君の舌が触れてくる。
「んっ…」
粘膜同士が擦れ合い、互いの唾液も絡まり水音が立ち始める。
首に回された三木君の腕が力なく滑り落ちて、私の服を掴む。
唇を離し、私は次は首筋に唇を落としつつ、片腕で腰を抱き寄せ、片手は胸元を這わせる。
首筋に吸い付き舐めあげれば、三木君の、微かな声が耳に届く。
「たっ、けだ…」
乱れ始めた声で呼ばれ、見上げる。
今さら止められはしないと思うが、流石にこんな場所は嫌だったか、そう思った私に投げ掛けられたのは予想外の言葉。
「お前、…よく、舐めたり、するけど、…舐めんの好きなのか?」
「え?……考えたことなかった」
あぁ、でも三木君の肌なら、一日中でも舐められるだろう。
だから、好きなのかもしれない。
いや、私が好きなのは三木君であって、舐めるという行為そのものではない。
なんと答えたら良いのか考えていると、三木君の手が私の頬を撫でる。
「俺は、お前に舐められんの、気持ち良くて好き」
あぁ、もう…そんな、上気した頬と少し潤んだ目で、微笑んで言われたら、三木君の前では元々無いに等しい理性なんて、容易く崩壊してしまうわけで。
だが。
「……三木君は、どこもかしこも敏感で、快感に弱いよね」
いつもいつも、三木君に主導権を取られてしまっている気がするので、たまには、頑張って余裕があるところを見せたい。
私の言葉に三木君はやや不満そうな表情をする。
機嫌を悪くしてしまっただろうか。
三木君、と呼ぶと、小さく「違う」と呟く。
「え?」
「それ、違うぞ。快感に弱いんじゃねぇよ」
「あ、はい」
「多分、お前が触るのに、弱いんだ、と思う」
「……そうなの?」
「そうだよ、多分っつーか、ぜってぇそう…だって俺、お前とするまではセックスなんて特にしたいとは思わなかっ……」
言っている最中で自分が何を言っているのか気付いたのか、三木君はみるみる内に顔を真っ赤にして。
「お前、なに言わせてんだよ!」
「今のは三木君が自分から言ってたんだよ?ねぇ、録音したいからもう一度言って?」
「ばっかじゃねぇか!?言うわけねぇだろ!」
言いながらグイッと体を押し戻される。
三木君のやる気は失せてしまったらしい、残念だ。こんなことなら意地を張らずに誘われておけば…いや、でもそうすると先程の嬉しい言葉は聞けなかったわけで。
あぁ、でも。
名残惜しく三木君の腰を抱いていると。
「続きは風呂上がりにしようぜ、流石に冷えてきた」
ちゃんと続きはある発言に、私は急いでお風呂のドアを開けた。
おしまい。
この後風呂場で一回した。絶対した。
最中の話はそのうちちゃんと書きたい。
.
◆大学生武三で。
◆某方さまのサイトで読んだ三木×の妄想で萌えて、武三で妄想した結果。
****
「気絶するまで抱いてやる」
「は?」
ベッドのうえ、俺の上になった武田が言った言葉に、違和感を覚える。
違和感の正体を考え黙った俺に、俺の反応を伺うように見下ろしてくる武田は、しだいにソワソワとしだした。
「三木君…何か返して」
恥ずかしくて居たたまれない、と呟く武田に、なら言わなきゃ良いだろうと、苦笑したところで、違和感に思い至る。
言葉遣いが違うのだ。
「何だよ、その言い方、」
思ったまま口にすると、武田は照れたように返す。
「格好いい言い方だな、と思って。三木君に格好いいと思われたいから」
「…俺は、格好いい言い方だとは思わねぇけど」
偉そうで腹が立つ。そもそもそんなセリフどこから仕入れたんだ。
まぁ、言い方はともかく。
俺に格好いいと思われたい、と思っている武田のことはかわいい…か?
「そうか…」
やや残念そうな武田の首に腕を回して、引き寄せる。
「いつもの言い方で、言い直してみろよ」
俺が言うと、数秒の後。
「三木君が、気絶するまで抱かせて」
耳元で低い声が囁く。
触れた吐息に、ぞくりと体が反応する。
「三木君からも、何か言って」
間近で見つめてくる武田の瞳に、戸惑う。
「何かって、何を言えってんだよ」
「誘い文句」
そんな言葉、いままでに一度も口にした事ねぇぞ。
なんて言えば良いんだ?
つーか恥ずかしい、嫌だ。
勘弁しろ、と武田を見ると、期待の色がありありと浮かぶ目で俺を見つめている。
一度だけだ、今回だけ仕方なくだ。
「武田…俺が気絶するくらい、抱いてみろよ」
顔は見られたくないから、再び抱き寄せ、武田の耳元で言ってやる。
武田はバッと身を起こして、笑みを溢す。
「喜んで!」
「あ、でも俺、明日朝から講義入ってるから、本気で気絶するまでしたら、殴るぞ」
「分かっているよ」
そう言って額に口付けてきた武田に、恥ずかしい思いはさせられたが、嬉しそうにしているから、たまには良いか、と思ってしまう俺は、武田に甘いんだろう。
(三木君は度々殴るぞって脅すけど、本当に殴ってきたことはないよね?殴るぞって、三木君の愛情表現だよね)
(…うるさい)
終わり
ネタ提供というかなんというか、ありがとうございました♪
.
◆クリスマス武三の話
日記で書く宣言した武三です
大学生武三が着実にシリーズ化してきてますね
当初の予定より長くなってしまった…
どこを削ったら良いのやらで、それなら分けたら良かったのかもしれないけど、どこで区切ったら良いのか悩み…
結局そのまま。
キャラ崩壊ガッツリしてます。
あなた達はいったいどちら様で?と聞きたくなるほどで。
なぜメモに上げたのかというと、タイトルが決まらないからです!!!!!!
クリスマスにはまだちょっと早いけど、武三あげれて嬉しい。
同じネタで山南×風間を書く予定ですが、もしかしたらCPは変わるかもしれないです。
さて。
メールお返事のお返事とかもしたく思います、はい。反応したい諸々があります、はい。
今日は色々予定入ってるので時間取れるか微妙だけど、ちょっとづつ下書きしよ。
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◆大学生武三クリスマスだよ(キャラ崩壊注意
バイトを終えて、帰路につく。
外は既に夕暮れ時で、ふぅっと吐いて白くなった息が色とりどりのイルミネーションに揺れる。
クリスマスイブとあってか、歩く者の多くが恋人同士らしく、どこかの店から聞こえる音楽も相まってそわそわと浮き足だってみえる。
歩道の端に寄り、スマホを取り出し通知をチェックしていれば、武田からLINEがきている。
『バイトが終わったら連絡してください』。
今日は武田のアパートに行くことになっているから、それだろう。
短く『終わった』とだけ返して、再び歩を進める。
一度家に寄ってから向かうつもりだ。
武田と付き合ってから初めてのクリスマスで、武田はひどく楽しみにしていた。
俺は正直クリスマスなんてものに興味は無いのだが、先日行った武田の部屋にクリスマスツリーがあるのを見て、少しだけ、楽しみになった。
家に寄って武田のアパートに着いた時は、2時間ばかり経っていた。
バイトあがりに直ぐ向かって来ると思っているだろう武田は、俺が遅いのを拗ねているかもしれない。
そんな想像をして、おかしくなる。
合鍵で鍵を開け、中に入る。
「武田ー、来たぞー」
声をかけつつ、部屋に入って、返事が無いことに違和感を感じるよりもまず、そこにあるものに俺は黙り込む。
そんなに広くもない、1LDKの部屋だ。
その部屋の真ん中に、やたらでかい段ボール箱が鎮座している。そう人が一人はゆうに収まるくらいの。
しかも、一応それらしく可愛らし紙で巻かれていて、蓋の上にはリボンまでついてる。
部屋の中に武田の姿はない、けれど明かりは点いているし、俺が来ることも知っているから外出の可能性はないだろう。
直ぐに武田の意図がわかってしまって、小さく笑いがもれる。
本当に、こいつは、どうしようもねぇな…。
面白くて、飽きない。
「武田?いないのか?」
箱に寄り、わざとらしく声を上げる。
こんなばればれのサプライズに、驚いてやるよ、さぁでてこい、と。
……。
…………。
おかしい、反応がない。
箱の中にいるんじゃねぇのか?
「武田?」
俺はそっと箱の蓋を持ち上げて、中を覗き込む。
……おい、馬鹿かお前は。
武田は箱の中に膝を立てて座り込んだ姿勢のまま、眠っている。
ああ、俺がちょっと遅くなっちまったから、待ちくたびれて眠っちまったんだな、多分。
よくこんな箱の中で眠れるな、と呆れてしまう。
「おい、武田」
小さく呼びかけてみるが。うん、起きないな。
よく見れば、ラッピングされたそこそこ大きい包みも入っているが、もう一人くらいは入れそうだ。
武田を起こさないように箱に入って、正面に座る。
サプライズが失敗した時のこいつの顔が見物だ。
せいぜい残念がれ。
……何してんだ、俺は。武田の馬鹿が移ったかもしれない。
溜め息をついて、武田の寝顔を見る。
手を伸ばして頬をつつく。本気で寝てんな。
武田のほうに身を乗り出して、無防備なその唇に軽く口付ける。
「……」
武田とキスなんて、数えきれない程しているが、なにか、いつもとは違う。
妙な違和感は、武田が寝ているからだろうか。
つーか、寝ているやつ相手にキスとか、よく考えたら恥ずかしい。
「おい!起きろ」
恥ずかしさをごまかそうと、さっきより大きめな声で言い、武田の頬をつねる。
んん、と呻いて武田の目が開いて、俺は距離を取る。
まだ眠たそうに目を擦った後、俺を見つけた武田が、ふにゃりと笑う。
「三木君、おかえりなさい」
嬉しそうな笑みに、そこは「いらっしゃい」だろと、思いつつ「おう、ただいま」と返してしまう。
ふわぁと欠伸をする武田に、苦笑する。
おい、気付け。
「三木君いつ来たの…あ、……私、寝てた?」
気付いたか。
俺が頷くと、武田はあぁぁと項垂れる。
「私、三木君が帰ってきたら箱からバァーンって出てびっくりさせて、クリスマスプレゼントを渡すつもりだったのに…」
びっくりも何も、こんなでかい箱があれば展開は予想できるだろ。
それを真剣に、真面目に仕掛けてくるところが可愛い…と思わなくもない。
「三木君…やり直させて」
顔を上げた武田は、真剣そのもの。
俺は立ち上がり、箱から出て振り返る。
「駄目、俺は腹へってんだよ、お前もさっさと出ろ」
びっくりしたふりをしてやるつもりだったのに、寝てたお前が悪い。
さすがに"こうくる"と分かっているものに、二度も付き合えない。
武田は膝を抱えてわかりやすく落ち込む。
ぶつぶつ何か言っているから近付いて聞いてみると、俺への不満ではなく自身が眠気に負けた事に対して憤っているようだ。
「武田、おい……」
もう二度と眠らない、とかアホなことを呟いている。なんでそうなる。
面倒なやつだ。
立てた両膝で顔を隠す武田の頭を撫でて、声をかける。
「また来年やれば良いだろ?」
数秒の沈黙。
ゆっくりと顔を上げた武田の目はやや潤んでいて、焦る。
「お、おい、泣く程のことかよ?」
「三木君、来年のクリスマスも私と一緒に居てくれるんだね?」
「……それはお前次第だな」
サプライズが失敗したことではなく、来年の話が出たことが嬉しくて涙目なのか。
げんきんなやつめ。一気に馬鹿馬鹿しくなってきた。
「とりあえず、5数えるまでにそこから出ないと俺は帰るぞ、イ〜チ、」
見下ろして言ってやれば武田は周章てて箱から出てきて、俺を抱きしめてくる。
……まぁ、本当に帰ったりはしねぇけど。
「来年はびっくりさせるから」
クリスマスにびっくりさせる必要はないと思うが、『びっくりさせて喜ばせる』が、こいつの中では1セットなんだろう。
俺としては、自分の口から『また来年』という言葉が当然のように出てきたことにびっくりしたから、既にびっくりさせられていてもう十分なんだけどな。
「楽しみにしといてやるよ」
そう言ってやると武田は笑って、当たり前のようにキスをしてくる。
唇に触れてきた武田のそれに、先程の違和感を思い出す。
あぁ、こいつからされるキスが、俺は好きなんだ。
それに気付いて、心中で笑う。
気付いたからには仕方ない。
来年はちゃんとこいつにびっくりさせてもらおう。
いや、逆に俺がびっくりさせてやるのも良い。
そんな事を考えながら、武田の背に腕を回した。
終わり
*
◆大学生武三のあとがきとか
えーっと…なんかもう、ものすごいキャラ崩壊をおこしてるんですが。
あえて言わせてもらおう。
書いててめっっちゃくちゃ楽しかったです!
いいんだよ、もう、武三なんて読んでる人少ないだろうし、書いてるかたなんて、私が知ってる範囲では(自分以外では)一人しかおられないし。
「三木君かわいいぃぃぃ!!!!!!」っていう武田さんの心の雄叫びが聞こえてきたら良いな、と。
でも三木君も武田さんのことかわいいって思ってるといいな。
サイッコーにイチャイチャしてる武三が書けて、楽しかったです。
あ、ちなみに大学生武三の外見イメージは、洋装時の見た目で書いてます。
いずれここから小説置き場に移行する予定ですけど(読みにくいだろうし)。ネットカフェに行かねばなので、しばらくはここで。
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