□奈落の底
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「んっ…」

日差しが眩しく、意識を取り戻した俺は重たい瞼をうっすら開ける


俺…

見たことの無い天井に、昨日の出来事を思い出そうと体を起こす


「い゙っ!―――っ!?」

信じられない痛みが腰を襲う
あまりの痛さにピクとも体が動かせない


「俺…昨日…――!!」

昨日の出来事が一気にフラッシュバックする


「そうだ…おれ…俺…」


日付は変わっていただろう。
今日、俺はあの男に犯された。無理矢理組み敷かれ、バイブが入った状態で挿入され強制的になんども射精させられた挙げ句、幾度となく俺の中に吐き出し、気絶しても無理矢理起こされた。

遂に俺が気絶しても犯し続けてたに違いない



まだアナルには何かが入っているような気がする

俺はどうしようもない衝動に駆られた。





汚い…
汚い…
汚い…!


自分の体が急に汚らわしくなり、痛みも関係なく全身を掻きむしった。


「ぅあぁああぁぁ!!」


目からは涙がボロボロ溢れ出す

「なにをしてらっしゃるんですか!?」

すると部屋に1人の男が飛び込んできた。


「止めてください!優様!!」

男は声を上げて俺の両腕を取り押さえた


「離せ離せ!うぁぁあ!!」


俺には冷静に考える余裕など無かった。
今、自分が何をしたいのかも。
ただ、暴れるしかない。この言いようのない怒りや痛みや息苦しさをどうにかして発散したかった。

「優様!!優様!!」

ようやく、見知らぬ男の声が耳に入った
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